forest gardenの覚書

in the forest garden:映画/芳香/文体/猫/天使・・・魔法香水、作ります。

『プリシラ』スーパースターに出会った14歳の少女が大人の女になるまで

1週間前のいきなりの夏日、ソフィア・コッポラ最新作『プリシラ』を観るためシネ・リーブル神戸へ出かけた。 ガーリー・ムーヴィーを撮らせたら、ソフィア・コッポラの右に出る者はいない。そこに華やかでスタイリッシュな孤独を絡めたら、太刀打ちできる者…

『オッペンハイマー 』

のらりくらりとしたペースではてなブログを書いている。 前回のブログの後、監督クリストファー・ノーラン&主演キリアン・マーフィー『オッペンハイマー 』を初日に観たのだけれど、こちらに書かないでしばらく放っておいたら落ち着いてしまった。 とりあえ…

『ヴェルクマイスター・ハーモニー』4Kレストア版

もう2週間近く前になるのだけれど、タル・ベーラの『ヴェルクマイスター・ハーモニー」を観た時の余韻がそこはかとなく続いている。 1994年に7時間18分もの長尺作品『サタンタンゴ』を発表した後、2000年に製作されたのが『ヴェルクマイスター・ハーモニー』…

『ボーはおそれている』『遺言 奇妙な戦争』『落下の解剖学』『コット、はじまりの夏』

引っ越してからしばらくは映画館へ行く気分じゃなかったけれど、一度出かけてしまえば、色々と観たくなり、遠方の映画館まで朝一で飛んで行くまでに復活してきた。まめにブログを書かなかったために幾つも溜まってしまったので、まとめて備忘録として簡単な…

やっとこさ映画館へ。ビクトル・エリセ新作『瞳をとじて』と三宅唱『夜明けのすべて』を鑑賞。

長距離の引っ越しを昨年末に終えてから、まだ身も心も落ち着かなくて、たぶん春になって暖かくなってきた頃合に、何とか片付けにもスイッチが入りそうな感じ。 そんな風だから、映画館にもなかなか足が向かなかった。 ビクトル・エリセの31年ぶりの長編新作…

遠距離の引っ越しをしました(慌ただしくて梅田哲也展やギャスパー・ノエ『VORTEX』について書けなかった件)

ご無沙汰しております。 私の要領が悪いせいもあるのだけれど、なかなか落ち着いてブログを書ける状況ではなくて、そうこうしているといつまでも書けないので、大晦日に携帯で慌ただしく打ち込んでいるというわけです。読みにくい文章かも…ごめんなさい。 実…

東京フィルメックス2023の覚書

つい先日、マーティン・スコセッシの最新作『キラーズ・オブ・フラワームーン』を観たのだけれど、それについて書く間もなく、東京フィルメックス2023が開幕してしまった。 filmex.jp なので、とりあえずFILMeXについての簡単な一言感想みたいな日記を書いて…